ANTHEM A
ANTHEM A 26AW 相反するものを、どちらかに寄せず成立させる面白さ。
ミリタリーやテーラリングを骨格にしながら、そこへセンシュアルな感覚や、身体をきれいに見せるカッティングを差し込む。無骨さと色気、機能性と装飾性。その境界を曖昧にすること自体が、このブランドの方法論になっている。
だから、古い服を引用していても懐古には向かわない。
見慣れたディテールが、素材やフォルムの扱いによって少し違う意味を持ちはじめる。
ANTHEM Aが掲げる「ミクスチャー」は、単に要素を足し合わせることではなく、本来なら交わらないもの同士を一着の中で衝突させ、その間に新しい均衡をつくることなのだと思う。
服装の正解を提示するというより、着る人の中にまだなかった選択肢を増やしてくれる。
そこが、ANTHEM Aの魅力。