게시글: “刻む”

“刻む”
こんにちは、
アサヒです。
6月18日(水)、
岡山県岡山市は曇り、32℃。
昨日に至っては35℃。
日々気づかないふりをしていましたが、
いよいよ洋服の面積を減らしていかないと
いけないようです。
そしてそんな時に欠かせないのは小物。
特にスタイリングにアクセサリーを添えるとき、
目立たせたいわけではないのに、
そこにないと落ち着かないという感覚が自分にはあります。
何も足さない美しさにはまだ程遠いので、
少しだけ何かを足すことで生まれるバランスを大事にしたい。
その“少し”を満たしてくれる、
特別なシルバーがetoqkにはるばる到着しました。
『トゥアレグシルバー』
アフリカはサハラを移動しながら暮らす遊牧民族、
トゥアレグ族によって作られるアクセサリー。
言い方的には装身具という表現が正しいかもしれません。
量産とは真逆の、
伝統的な手仕事から生まれるシルバー。
トゥアレグ族が手がけるシルバーの多くは、
幾何学模様や曲線的なパターンで構成されています。
これは彼らの住む環境や精神性から来ているもの。
金型や複雑な工具を使わず、
タガネなどのシンプルな道具を使って
一点一点手作業で彫り込んでいく手法は、
驚くほど緻密。
それでいて、
人の手の揺らぎが残っているのが魅力。
完璧な対称性ではなく、
“揃いすぎない美”が宿っている。
アクセサリーでありながら、
民族の知恵や風土を映した小さな彫刻作品とも言えます。
使用されているシルバーは、
シルバー925よりも純度の高いシルバー。
市販のアクセサリーで一般的な925よりも柔らかく、
繊細な模様を刻むのに適している素材です。
そしてアフリカに自生する
黒檀という木材をシルバーに組み合わせるのが特徴。
そのぶん、
日常使いによるエイジングもまた豊かで、
表面に浮かぶくすみや擦れが、
より一層“自分のもの”としての風合いを深めてくれます。
今回お取り扱いを始めたのは、
リングとバングル。
(一部店頭で完売してしまっている品番もございますが、
在庫状況次第では追加もあるかもしれません...🙏)
大ぶりなものもあれば、
控えめで手持ちのアクセサリーとの馴染みの良いものも。
使い方によっては、
リング一つが、
スタイリングの“抜き”になる。
あくまでも気合の入ったイメージでは無く、
シルバーをそういうふうに見せてくれるのが、
トゥアレグシルバーの懐の深さかもしれません。
ぜひ一度、
手に取ってご覧ください。
それでは。
アサヒ